↓下に,、脳内設定らしき駄文を晒しておきます。
意味も無くSSっぽいのも、いろんな意味で痛いのも仕様です。人生最大の羞恥プレイといっても過言じゃない。
※ 注意 ※
先代女王x前世プルートです。(でも色気はカケラもない)
全力で捏造です。しかも鬱展開です。 無理な方は是非ともスルーお願いします。
ストライクゾーンの広い方はスクロール。
モニターに映し出されたのは、あの栄華を誇った千年王国の王都とは思えない廃墟だった。
都市を覆うドームが破壊されている以上、自然の大気が存在しない月で生きていられる者はない。
正視に耐えず、モニターから目を背けた私の耳に、残存兵の断末魔が響く。地球国軍─いや、ダークキングダム軍は、降伏を許さない。
こんな時にもクリアな映像と音声に、最先端の科学力が恨めしくなる。
これだけの科学力と、セーラークリスタルのエネルギーを持ちながら、進化の遅れた地球人に敗北したというのか。
…いや、『進化した種である』という自負が傲慢となり、自らを滅ぼしたのかもしれない。
─ 滅亡 前夜 ─
王国四守護神とも呼ばれた4人の将軍は全て倒され、残る武官は私と、外宇宙を守るウラヌスとネプチューン。
ウラヌスとネプチューンからは、それぞれ何度も通信が入っていた。
内容はどちらも同じで、せめて自分たちのどちらかを月へ帰還させてほしいという事だったが、その願いは聞き入れられなかった。
「太陽系の混乱に乗じて、他星からの侵攻が考えられます。決して悟られることのないように。」
悟られるも何も、こうなってしまっては同じだろう…という気もするが、
銀河系の最端にある太陽系まで侵攻するには、相応の日数がかかる事を考えると、時間稼ぎ程度にはなりそうだ。
…ならば戦えるのは、私一人。
この扉を開き、長い回廊を抜ければ王宮の最奥に出られる。
時空の狭間から、時空の歪みを監視し、過去や未来に干渉するもの全てを抹殺するのが私の使命。
だがそれ以前に、私はシルバーミレニアムの戦士。守るべきものを無くしては、使命など意味が無い。
時空の扉は、柘榴石の宝珠を使って一時的に封印して行くことにしよう。素手の格闘になってしまうが、この際仕方ない。
意を決して扉を開けば、回廊の彼方に人影が見えた。この禁域に近づける者は、シルバーミレニアムの王族のみ。
淡い銀色の光が、ゆっくりとこちらへ近づいてくるのが見え、私は急いで膝を折った。
目の前で立ち止まったのは銀月の女神。私の『守りたいひと』。
民を失い、後嗣である第一王女までも失ったが、月には未だこの方がいる。シルバーミレニアム女王、クイーンセレニティその人が。
この方の在る限り、王国は滅んだわけではない。
その無事な姿に安堵したが、私は、この方を守りきらねばならない。
だから…
「クイーン、」どうか、扉を離れることをお許しください。私が貴女を必ずお守りいたします
白い指が唇にふわりと触れ、その先の言葉を制した。
「この『時空の扉』は、万に一つも敵の手に落ちてはならぬもの。『沈黙の鎌』が発動したら直ぐに、あなたは扉を内側から閉じなさい。時が来るまで、決して開けてはなりません」
沈黙の鎌 ─ 土星に封印された最終兵器は、一度発動させれば止める術はなく、周囲の生命全てを死に至らしめる。
勢いづいたダークキングダム軍を一掃するには、それは最も確実な方法だ。
しかも時空の狭間へは効力が及ばないため、この場合に限って言えば、ここは最も安全な場所だろう。
「では、まずクイーンが」
「私は、銀水晶の力を全て開放します。」
凛とした声が、時空回廊の隅々まで響いた。全身の血の気が、音を立てて引くのがわかる。
銀水晶の力を引き出す代価は、使用者の生命力であり、全ての力を引き出すために支払われる代価は…
「『沈黙の鎌』の発動と同時に銀水晶を解放すれば、破滅と再生の力が溶け合い、皆の『転生』が可能になります。
プルート、新しい世界へ生まれ変わったあの子たちを、どうか見守ってやってね。」
─『あの子たちを』。言外に、自分自身に転生の意思がないことを告げられた。
見上げた先にあるのは、いつもと変わらぬ穏やかな微笑み。死を前にして、サファイアブルーの瞳には一片の迷いもない。
(…最期までついて来い、とは、言って下さらないのですね)
「御意」
頭を垂れ、膝をついて、形式に則った礼を取る。
両の目は曇り、下を向けば零れてしまいそうだったが、何とか耐えた。
この方の瞳に最後に映る自分が、情けない姿ではありたくない。これは私の、精一杯の見栄。
長い沈黙を破って聞こえた衣擦れは、あの方が背を向けたから。
手を伸ばし腕に縋り、行かないでと叫びたいのを堪えるために、拳をきつく握る。
回廊を遠ざかる足音が聞こえなくなって、やっと私は頭を上げた。
手にした柘榴石の宝珠が点滅を始めているのは、もうすぐ三種の魔具が発動するからだろう。
破滅の戦士が目覚め、沈黙の鎌が振り下ろされると共に、旧い世界は終焉を迎える。
私に新しく与えられた使命は、銀水晶の『奇跡』によって生まれる新たな世界を─愛しいひとのいない世界を、永遠に見守り続けること。
それでもいい。あの方に与えられたものであれば、この痛みさえも愛おしい。
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【あとがき…というよりむしろ反省文】 〜これでも反省してるので、石投げるのは勘弁してください〜
初期は、もっと『x』の要素で考えてましたが、いつの間にか『+』っぽい感じに落ち着いていました。
想い人を守りきって死んでいきたいクイーンと、黄泉路であってもついていきたいプルートのすれ違いから、
ギリギリで踏みとどまる両片思い…だったんですが、これじゃ単なる意地と見栄の張り合いっぽいw。
プルートの前では迷いの無い振りをしていても、この時のクイーンに迷いがあったから、後にメタリアも復活してしまった…とか特に。
この二人の背中には、国の事や未来の事、ひいては世界の事がかかっているから、
そういう意味においては素直になれなかっただろうな、と。(素直になっても、相手を困らせるどころか軽蔑されるかもしれないから)
こういうの書いたのは初めてですが、文章にまとめるのって本当に難しいです。SSをサラっと書いてしまう人は凄い。
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↓かなり縮小をかけたため、せっかく塗りこんだ成果がほぼ無駄になったので、せめて人物だけでもアップにしてみたのですが
こうやって見ると、手の大きさがおかしいetcの問題点がすごく目立ちましたorz…精進します。
どんなシリアス展開でも、スカート丈とレオタードチラリズムは外せないのが私のジャスティス。