2012年 春の登山レポート
 .  〜 続・超インドア派が一人楽しすぎる登山に挑戦してみた無謀な記録 〜   .


 


 2011年秋の登山に懲りず、再び山へと向かった不惑の管理人。オッサン自重しろ。


 そんな訳で、今回のルートは、鞍馬寺貴船神社です。愛宕山よりは楽なコースですけどねw
 スカート+パンプス+バッグ+日傘の若いお嬢さんを見かけたりした位ですし。(あれは少々危険と思いましたが)
 今回はGWの観光スポットだけあって、大混雑でした。

 GWの鞍馬・貴船は、新緑も綺麗でしたが、ちょうど八重桜と山吹とシャガも見ごろの時期かと。
 杉の巨木の下に、ハコベと菫が咲いていて、実に春らしい風景でした。

 

 

ちなみに装備は、前回の愛宕山登山よりも軽めです。
かなりノープラン。

 


 09:15 出町柳 発⇒鞍馬 行 発車

 叡山電車に特急なんてサービスはないよ(^J^)
 既に観光客で混雑した車内に、早くも後悔の念がよぎる管理人。




 09:50 鞍馬駅に到着

 

 

 全面的に鞍馬天狗の里、といった感じですね。



   ↓ ノープランで駅に降り立った管理人でしたが、案内図もあるので、何とかなりそうです。
 


 まずは、鞍馬寺を目指します。


 10:00 鞍馬寺・仁王門に到着。

  

 ここで拝観料愛山料¥200円を支払います。




 
 

 ここで選択肢・
  1:ご老体に混ざってケーブルカーで、多宝堂から本殿金堂へ
  2:歩いて、由岐神社から本殿金堂へ


 …ケーブルカー待ちの長蛇の列が 面 倒 く さ い ので、歩くことに決定。
 ※歩けばネタが拾えるかも知れないと期待しつつ

  

 途中に、放生池・お稲荷様(写真左)・魔王の瀧・鬼一法眼社(写真右)。









 10:15 由岐神社に到着

 「鞍馬の火祭り」の神社です。
  

 境内にそびえ立つ杉の巨木は「願掛け杉」。一心に願えば、叶えていただけるとか。
 煩悩が多すぎるオタクとしては、一心にと言われても・・・

 二次元から嫁を出してください、とか願っても、たぶん大杉さんは困ると思うw







  

 川上地蔵尊(写真左 / 牛若丸の守り本尊)・義経公供養塔(写真右)



  

 謎の像(写真左)・双福苑(写真右 / 七福神のうち2神。神様がどなただったか忘れましたすみませんorz)
 いのちの像は、鞍馬山の教えのシンボルらしいのですが、すごく…異彩を放ってます……




 あとは、九十九折参道をのんびり登って。

 10:37 中門に到着。

 


 オッサンとしては、この時点で既に疲れているのですが、
 中門の向こうには、


 

 また階段(登り)。
 この展開はお約束ですねwww

 階段を登ること10分・・・


 10:47 本殿エリアに到着。

 

 陽射しが暑いというか痛い・・・
 天気が良いのは結構ですが、オッサン既に汗だくです。



 
 
 弁天様に手を合わせて、



 

 転法輪堂の阿弥陀如来を拝みました。(堂内は撮影禁止)
 一丈六尺(約4.85メートル)の阿弥陀様がおられます。



 

 本殿金堂へGO。
 鞍馬寺のご本尊は「尊天」(中央:毘沙門天、右:千手観世音、左:護法魔王尊の三身を一体として)
 不思議な組み合わせですが、細かいことは気にしない。





  

 ここから奥の院へと向かいます。つまり「更に登る」という事ですね。
 奥の院へ向かう門の近くに鐘楼がありましたので、つかせていただきました。
 煩悩は全く減っていませんが。




 奥の院に向かう道の途中にも、色々あります。



 

 霊宝殿(鞍馬山博物館)では、鞍馬山の文化財や動植物標本が展示されているらしい
 のですが、今回は貴船まで行く事を考えて、見学はパスしました。



 

 霊宝殿のすぐ傍に、
 冬柏亭(与謝野晶子の書斎)と与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌碑がありました。



  

 屏風坂の地蔵堂を過ぎたあたり、



 

 分かれ道に、なにやら物騒な看板が。
 間違って、獣道のような細い道に入るとダメらしいです。



 

 背比べ石と遮那王堂の地点から、奥の院への道と、大杉権現社への道に分かれます。
 ここから100mほどで大杉権現社に着くようなので、先にそちらから向かいました。



 11:35 大杉権現社に到着

 

 道なのか、木の根なのか・・・という、実に歩きにくい道を抜けると、大杉権現社。
 それにしても、立派な杉ばかりでした。
 ご本尊の、護法魔王尊影向の杉に手を合わせ、来た道を戻って奥の院に向かいます。



   

 僧正ガ谷不動堂に到着。ここは鞍馬天狗と牛若丸の出合った場所とか。
 安置されているのは不動明王です。
 そういえば、鞍馬寺の本尊は毘沙門天、
 この山は基本的に戦う神様の山なんだなぁ・・・としみじみ。

 冷静に考えると、そんな所に牛若丸を預けちゃダメだったんじゃないのか平氏一門よ。



  

 すぐ傍の義経堂には、義経公が遮那王尊としてお祀りされています。



 そろそろ奥の院が近くなってきた所で、牛若丸が武芸の稽古をしたという「木の根道」に突入。

  

 看板の注意書きどおり、気をつけたいのはやまやまですが、

 

 ・・・・・・無茶振りにも程がある。



 11:58 奥の院に到着

 

 魔王殿に到着。
 ここには「魔王尊」がお祀りされています。

 これまでに聞いた事の無かった神様(仏様?)の名前なので、試しにググってみた結果が
 凄く…オカルトです。

 わかった事といえば、
  ・650万年前に金星からやってきた(初めて見たとき、650年前の誤植かと思いましたwww)
  ・永遠の十六歳(はて、そんな設定の声優さん、いませんでしたっけ?)
  ・体は通常の人間とは異なる元素から成っている

 …今まで読んだ神話伝承の中でも、トップクラスのインパクトがある設定だと思いました。



 




 

 魔王殿からは、ずっと下り坂になります。
 結構、急な下り坂なので、足元注意。



 

 鞍馬山の西門に近づいてくると、貴船川の流れる音が聞こえてきます。






 12:20 鞍馬山西門に到着。

 

 ここへ来ると、ガラっと雰囲気が変わりました。
 鞍馬では楽な格好の人が多かったのですが、貴船では、綺麗なお嬢さんが
 わんさかとおりました。
 登山スタイルだと、若干浮いている気がしなくもない・・・



 

 貴船の料理店といえば「川床」ですが、まだ準備の時期でした。
 勿論、そんな高い店に入る予定なんて無いwww







 12:22 貴船神社前に到着。
 

 やって参りました、丑の刻参り縁結びで名高い貴船神社。
 そのため、若いお嬢さんやカップルが多いです。周囲はリア充ばかりで、若干アウェー感がwww

 とはいえ、男一人の参拝客にも時々遭遇しましたので、まぁ大丈夫でしょう。
 そもそも縁ってのは、男女の縁だけじゃないと思うんだ・・・
 まずは新しい職場に馴染めるよう、真面目にお願いしてこようと思います。


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 その前に、まず腹ごしらえしておきました。
 奥宮近くの川原で一人楽しく、持参した卵&チーズサンドとクッキーを貪ってましたよ。
 勿論、川原はリア充カップルだらけでしたが、気にしたら負けだと思ってますw
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 13:30 貴船神社 奥宮

 

 元々は、ここに本殿があったらしいです。



  

 奥宮は修繕中だったようで、仮殿が設けられていました。
 龍穴は、あのビニールシートの向こうだったんでしょうか。



 

 この石の中に、玉依姫命の黄船が入っているとか。
 賀茂別雷神(下鴨神社の祭神)の母神と、神武天皇の母神、どちらも玉依姫命なんですね。
 (そもそも玉依姫とは固有名詞ではなく、神霊の依り代=巫女の総称とか。)

 あと、玉依姫というと、最近どこかで聞いた名前だと思っっていたのですが、
 答えは深夜アニメでしたwww



    
 
 縁結び・夫婦和合などの象徴、「連理の杉」。といっても、片方は楓です。
 違う品種同士で連理となるご神木は珍しいそうな。
 やっと転職先を見つけたオッサンしては、何をおいても先ず
 仕事の縁が上手くいくようにお願いしておきました。(すごく切実ですよ…)




 次に、結社へと向かいます。




  

 元々は、この「思い川」で身を清めてから、現在の奥宮にあった本殿に参拝していたそうです。



   

 ここにもご神木が。こちらは「相生の杉」。
 樹齢は約千年らしく、仲睦まじい老夫婦の姿にたとえられ、「夫婦杉」とも「相老の杉」とも。





 13:45 結社に到着。

 

 結社の祭神は「磐長姫命」。
 この女神様の、縁結びの神様となった話が泣かせるんだコレが…喪の鑑や…
 つーか、顔を第一基準に嫁を選ぶ邇邇芸命って一体。



 

 ここも修繕中のようで、カラーコーンとビニールシートが。

 結社といえば和泉式部の話、なのか、復縁祈願の絵馬が結構ありました。

 平安貴族の基準が、どうだったのかは分かりませんが、
 別れるには、別れるなりの理由があるんだろうから、祈願する前に問題を解決汁。。
 理由の無い心変わりなら、そういったタイプは、また同じことをするだろうから諦めれ。
 …と、不惑のオッサンは思うのです。




 

 ここ結社には、天の磐船もおさめられています。
 うーん、確かに舟っぽい岩。



 14:00 再び本殿へ

 

 さて、本殿に戻ってきました。




                   それにしても、


     
 
     

     杉。

 (※白くぼかしているのが、列に並んでいる人です)
 二礼二拍手一礼も流れ作業の如し。ゆっくり拝むには、後続が気になって落ち着かないです。
 





 せっかく貴船神社へ来たからには、水占おみくじ(¥200)にトライしてみたいと思います(`・ω・´)ゞ

   

 この白紙のおみくじをご神水に浸すと、内容が浮かんでくるらしいのです。

 持ち帰って仕組みを解明したいと一瞬思った罰当たりな管理人ではありますが、
 ここは、普通に占っておこうと思います。







       

 何故ここで大吉を引く……?
 
 こんな所で運を使い果たしてどうするのかと。
 ネタを求めて来た身としては、むしろ大凶を期待していたのですが、
 内容が、いい感じにツッコミどころ満載でしたので、よしとしましょう。(そのうちバチがあたるな…)

【内容】
 願望:望みのまヽなり 
 ↑ いつ二次元に入れますか?

 恋愛:多くて困ることあり 静かに心を定めてよし 

 ↑ 二次元嫁が増えるんですね、わかります。


 出産:体を大切にあつかふべし 
 
↑ まず嫁を画面から出してください。話はそれからです。

 病気:早く本復すべし 
← これは普通に有難いですね。現実になれば。
 方向:何れにても吉 
← 同上。

 旅行:つれの人に注意 

 ↑ 一人楽しすぎる私に死角はなかったが、
歩きながらの、脳内彼女の妄想は程々にしようと思いました。

 学問:安心せよ 
← 資格勉強する時間をください。かなりマジで。
 商売:利益あり 進んで吉 
← この不景気に想像がつかない
 失せ物:出づれども手間取る 
← これが一番厄介ですね、物忘れが最近増えてきたオッサンとしては。
 転居:差支へなし 上吉 
← 引っ越す金など無い。

 ・・・・・とりあえず、物忘れには注意しようと思いました。
 最近なんて、メガネをかけながら、メガネを探していたんだぜ・・・orz


 ツッコミを入れながらの鞍馬〜貴船でしたが、ここらで帰るとします。

 14:25 貴船神社を出発。
 







 14:58 蛍岩

 

 貴船口駅の近くにある、蛍の名所です。



 

 15:00 貴船口駅に到着。

 ここから、また満員電車に揺られて出町柳まで戻りました。
 GWの京都観光は、混雑が苦手な人にはお勧めできないですね。
 山歩きよりも、電車のほうが疲れた気がします。






 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 以下、自宅にて。

 今回は、そろそろ処分を考えていた古靴を履いていったのですが、

  

 どうやら大変な状態になっていたようで、

 

 よく底が抜けなかったもんです。無事に帰れて良かった。





 
 登山日  :2012年4月29日(日曜・祝日)
 天気   :晴れ
 

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