さて、ベリル様はといえば
今日も懲りずに、新たな魔法を開発中。

「今度こそ、妾の偉大さを見せつける魔法を・・・!」

 懲りてください、お願いT_T
 そんなベリル様の背後に忍び寄るアヤシイ影。


 「ギャアアアアアアアア!!!!1」


 女王の威厳もへったくれもない悲鳴
 城内に響き渡ります。



 夜更かしが過ぎたようで・・・・
 幽霊が出てきてしまいました。
 (良い子は早く寝ましょう)
明け方―――


ついに新しい魔法が完成♪
今度は白いクリスタル。
でも、徹夜明けでお疲れなので、
クリスタルは置いて、先に朝ご飯です。
 その頃、四天王は仕事に出かけ、
 一人残ったゾイサイトが、家の掃除をしていました。

 ゾイ:「もう、クンツァイト様ったら・・・
     あと5分早く起きてくださらないと、



 クンツァイトは絶対に片づけませんからね。。
「ゾイサイトはおらぬのか?
 洗い物が溜まっておるというのに・・・・」
今こそ、クリスタルパワーを発揮するチャンス♪
「仕方がない、
 妾が一瞬にして片づけてやろう。

 アブラ マハリク マハリタ カブラ!!
 志村ベリル様―――っ!

 後ろ後ろ――――っっ!!
 「こ、これは・・・・?」




 何故か汚れたお皿が・・・・
「何たる不覚っ・・・!」

 あまりの屈辱に頭を抱えるベリル様ですが・・・・
 速攻でリベンジ。




 実にポジティブです。


 「先ほどの呪文ではイカンのじゃな・・・
  ならば・・・・

 マハリク マハリタ ヤンバラ ヤンヤンヤンvvv
 泡と共に、お皿が消えていきます。


 「妾が本気になれば、当然じゃ」
 台所もキレイに片づきました。

 よかったね。
 
成功に気をよくしたベリル様は、
町へ出て、その魔力を試すことに。

ベリル:「そ〜〜ら、あなたはだんだん眠くなる〜〜」
ジュピター:「なにそれ?」
ベリル:「何故じゃ?何故、妾の術が効かぬ!?」
ジュピター:「なぜって・・・そりゃ無理だよ・・・・」
ベリル:「くっ・・・・妾が敗れたというのか」

ジュピター:「あ、いや、その・・・
      今時、そんなので眠くなる人、いないと思う…」
       
 ベリル:「覚えておれ、
      いつか、ぎゃふんといわせてくれようぞ」

 ジュピター:「あはははは、
        また、いつでもかかって来なよ」
ベリル:「その言葉、忘れるな・・・
     必ずやお前に勝って、このシムタウンを
     ダークキングダムのものとしてくれる!!」


ジュピター:「困ったな・・・
       そもそも、あたしは只の主婦で
       魔法使いじゃないし・・・・」

ベリル:「?
     何をブツブツ言っておる?」

ジュピター:「いや・・・その、別に・・・」


思わぬことから、
ベリル様からライバル認定されてしまった気の毒なジュピター。

・・・今後の対決に期待するとして。



ベリル様とジュピターのやりとりよりも、背後のバカップルを何とかしてくれw




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